POEM

□あたりまえ
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「似てないね」
 知ってんだよ、んなこたぁ

「似てないね」
 どうせ私は変人扱い

「似てないね」
 捻くれモンで何が悪い

「似てないね」
 男に生まれりゃ良かったのに?

「似てないね」
 馬鹿になれんならなりてぇさ

「似てないね」
 出来るモンは仕方ねぇだろ

「似てないね」
 私に癒しなんざ求めんな

「似てないね」
 花なんて似合う必要ねぇから

「似てないね」
 暖色はアイツの色だろ

「似てないね」
 私はアイツみてぇに可愛くねぇよ

「似てないね」
 知ってる

「似てないね」
 わかってんよ

「似てないね」
 何を今更

「似てないね」
 何回も繰り返すな馬鹿が

「似てないね」
 うっせぇよ

「似てないね」
 ……もうそれ聞き飽きた

「似てないね」
 面倒くせぇ


 それでも天才は一人じゃ生きらんねぇんだよ
 馬鹿の面倒みてやんのが天才の仕事だからな


あたりまえ


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