診断書[文面]
□[*K氏との関係*]
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私とK氏との出会いは中学校の入学式からです。
思わず見入ってしまうその佇まいに、私は心を奪われてしまいました。
同じ部活に入り、一番仲のいい後輩になりました。
面白いK氏。
格好いいK氏。
美しいK氏。
強いK氏。
その全てが憧れで、いつしか私の生きる目標はK氏になっていました。
好きより深い…
大好きより深い…
恋愛の愛しているより深い…
私たちは強い絆で結ばれていました。
K氏の卒業。
私は第二ボタンを貰いました。
卒業してもちょこちょこ様子を見に来てくれる。
それが嬉しかった。
お互い、
気を遣わずに接することが出来る、そんな関係。
私がFtXTGだと知っても優しく説いてくれました。
お前が男になりたいならなればいい。
女になりたいならなればいい。
中性で苦しんでいていいのか?
でもどんなお前でも受け入れる。
そばにいてやる。
守ってやる。
私は散々迷ったあげく、いつか将来女性としてK氏に尽くしたい。
その想いから女性として生きていくことを決めました。
最初こそ、女の子らしい服装や私と言うのをはじらいましたが、それも次第に馴染んで行きました。