“poem”
□意世界
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帰り道の途中にある
曲がりくねった細い道
前の視界が開けたら
新しい世界があるって思うのはあたしだけ?
目も向けられない
時に呑まれる曖昧な世界
目の前に何かがある気がするの
少しくらい、
ここから出てみたいって
思ってもいいでしょ?
貴方はいいよね
流れに沿っていなくて
――どうして
色んな所、行ったり
見たりしてるんでしょ?
――きっと大空から
返事くらいしたら?
まだ近くにいるくせに
――会いたい
こっちの身になってみなよ
――わかるでしょ?
あなたが埋めてくれてた
心を、
もう一度埋めにきてよ
そしたら少しは
前を向いて
歩いていけるから…