ハリポタ長編

□決意
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「僕は今夜ここを抜け出す」





談話室で緑の目をもつ少年が告げる


その意志に答えるように暖炉の火が一瞬燃え上がる













「気は確かか」


「だめよ!マクゴナガル先生にもスネイプ先生にも言われたでしょ。」




ハーマイオニーが諭すような声で言うのを聞いて、ハリーはカッと目を見開いた












「―――いいかい、僕の両親はウ"ォルデモートに殺されたんだ!」



ハリーが談話室に響き渡るような大きな声で叫ぶ




まだ眠っていなかったり、眠りの浅い者なら今ので起きただろう



だが運良く、誰も降りてこなかった














「……その通りだわ、ハリー。」


消えいりそうな声でいうハーマイオニーの肩に私は手を置いた






「ハリー、そんな言い方はないわ。ハーマイオニーはハリーのことを心配して言ったんだよ?」




ごめん、と彼が小さく謝った














「でも四人全員はさすがに入れなくないか?」





ロンがどうしようか、というような声でいう



(私もしっかり数に入ってるし。)








「私が行かないよ。先生が来たら、取り繕う役ってことで。」



でも…というみんなを、ニコリと笑って制した













「もし見つかったら…」



心配するハリーに、ハーマイオニーは決然と成績をいう






(100点満点のテストで、どうやったら112点とれるんだよ。)



ハーマイオニーが末恐ろしい




その夜、私は3人の見送りをするために談話室にいた










「それじゃ行ってくる。」


「うん、先生とかは私に任せて!」


「ゴメンね、 コクソウ「君たち、何しているの?」


「うわっ!」




いきなり現れたネビルに3人は驚愕の表情を浮かべる


私たちを待ち伏せしていたんだ



このこと知らなかったら、絶対私ネビルに怒ってたな…






いや、おばけが恐いとかではないから!!!!←



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