The smile once again
□2 後悔
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喧嘩したときはいつものだめが泣きついてきて
今回も、そうなると思ってたんだ
「The smile once again 2」
あれから3時間
オレの中の黒い物はすっかり無くなっていた
それとともに正気になった
今、部屋にはオレ一人
アイツはいない
「のだめ、手大丈夫だったのか!?」
次々とこみ上げてくる不安と罪悪感
顔が青ざめていくのが自分でも分かる
早くアイツのの元へいきたい
でも、それをオレのプライドは許さなかった
オレの高いプライドが自分から謝りに行く事なんて許さない
こんなプライド捨ててしまえたら楽なのに
早くのだめに謝りたいのに
結局はプライドを捨てることなど出来なかった
こんな自分に嫌気がさしてくる
ただ、隣の部屋に居るヤツに謝りに行くだけなのに
そんなこんな考えてるうちに
刻々と時間は過ぎていって
アイツは今日オレの部屋へは来なかった