endless world第0話〜第28話

□〜endless world 第1話〜新たなる物語
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幼き頃の遠い記憶…。



彼、「高町 光輝」は戦う力を手にしてしまった……。



???「我に寄越せ…その強大なる闇の力を。」



光輝(6歳)「な…来るな。うわぁぁぁぁあ。」



〜電車の中〜



光輝「うお。」



黒髪の少年、光輝は目を覚まし、勢いよく目を覚ます。



おじいさん「何か悪い夢でもみていたのかね?」



光輝「悪ぃ…じいさん。うるさくしちまったようだな。」



光輝(またあの夢か…あの夢に出て来るガキ…あれって俺…だよな…?。)



光輝はポケットの中から黒いブレスレットを取り出す。



光輝(こいつを手にしてもう何年経つんだ…あの時…森の中で倒れてた時から持ってたらしいが…ガキの頃の記憶が無いんじゃ気にしてもしょうがねぇよな…はぁ…。)



おじいさん「最近の若者ではその黒い輪っかが流行っとるのか?。」



光輝「え。あ…あぁ。コイツが今流行りのブレスレットだ。まぁ…流行りなんてすぐに流れるけどな。」



おじいさん「若さはいいの〜。わしも若い頃はたくさんつけとったな〜。今となっちゃただの老いぼれじゃ…。」



光輝「な〜に言ってんだ♪。元気ならそれでいいじゃねぇか♪。」



光輝はおじいさんに目一杯の笑みを向けながら言う。



車内アナウンス「間もなく四つ葉駅、四つ葉駅。お降りのお客様はお荷物のお取り忘れに……。」



光輝「お…じゃあじいさん♪俺ここで降りるわ♪。」



おじいさん「そうかね。こんな老いぼれに付きおうてくれてありがとうな。」



光輝「へ…こっちこそ礼を言うぜ♪。じゃあなじいさん♪。元気に長生きしてくれよ♪。」



光輝は荷物を持って出入り口へと向かう。



〜四つ葉駅〜



光輝「ふ〜…電車の中も楽じゃねぇな。座りっぱだと身体がカチカチだぜ。」



光輝は辺りを見渡す。



光輝(それにしても田舎っぽい場所だな。ま…こういう街並みの方が俺好みだしな…。)



光輝は改札に切符を通して街に出る。



光輝「さてと……アパートに着く前に気晴らしにどこかに行くとしますか…。」



光輝は片手に荷物を持ちながらとぼとぼと歩く。



光輝(確か俺の住むアパートって「クローバータウンストリート」っていう場所にあったよな?。はぁ…こんな分かりづらい地図でどうしろってんだよ。)



光輝がため息をついて歩いているその時…。



金髪の少女「わ〜遅刻だ遅刻。」



光輝「ん?。どわぁ



金髪の少女「きゃっ。痛ったぁぁい。あっごめんなさい大丈夫ですか。あたし急いでて



光輝「ててて。前見て走れよな。」



金髪の少女「ごめんなさい。」



光輝「まぁどうって事ねぇから大丈夫だけどよ。って…急いでるようだけどこんな所でボサッとしてていいのか?。」



金髪の少女「あっそうだった。う〜…絶対美希たん怒ってるよ。あ…本当にごめんなさい。じゃああたしはここで。」



金髪の少女は光輝に軽く会釈するとその場を走り去る。



光輝「そそっかしい女の子だな。ん?なんだこりゃ?」



光輝は地面に落ちている物を拾い上げる。



光輝「音楽機器か?ってこりゃさっきの女の子のじゃ。なになに…「桃園ラブ」…これがさっきの女の子の…っていけね。お〜い。」



光輝は音楽機器を握りながら大声でさっきの少女を呼ぶが…。



光輝「って居ねぇよな。しょうがねぇ歳が近いみてぇだったし、もしかしたら明日行く学校の奴かもしんねぇな試しに明日学校に持ってってみるか…。」



光輝はカバンの中に音楽機器を入れてまたとぼとぼと歩く。



数分後…。



〜クローバータウンストリート〜



光輝「この地図全然違うじゃねぇか。良かったぜ勘で行っててよ



光輝は地図に文句を言い、目を凝らしてみる。



光輝(逆だ。逆向きに地図を見てたま…まぁ着いたんだし良しとしますか。さてさて…俺のマイホームはどこかな。)



自分の住むアパートに向けてまた、とぼとぼと歩く。
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