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□無邪気な…
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「阿伏兎〜! 俺とヤ「るわけねーだろ、すっとこどっこい!」

ダッと地面を蹴って抱き付けば、俺の首根っこを掴んで引き剥がそうとする阿伏兎。
なんだヨ、つれないな〜。 そう言ってやれば返事の代わりに拳が飛んできた。

「減るもんじゃないんだし、いいだろ? 何だったら、阿伏兎は動かなくていいからさ〜」

「そーいう問題じゃねェんだよ、動かなくていいってなんだ、俺の体力と書類片付ける時間は減るんだよ、このすっとこどっこい!」

「……あ、そっか! 恥ずかしいんでしょ、阿伏兎」

尚も抱き付く俺に盛大に溜息吐き出せば、

「なんでそーなんだ! そこらの女とヤってくりゃいいだろがァ!」

とか言って、無理矢理部屋に戻ろうと歩き出す阿伏兎の顔は心底あきれてるようだった。
仕方ないから俺は部屋まで引っ付いていこうかな、嫌がる阿伏兎ほど楽しい玩具はないからネ……。

「……アンタ、今物凄く失礼なこと思っただろ?」

いきなり立ち止まって阿伏兎が睨む、失礼な事ってなんだろネ?

「気のせいだよ〜……あ、ムラっと来た〜」

お前の横顔に、そう話せばふざけんなって返される……あははっ、ふざけてなんかないヨ、俺は阿伏兎を食いたいだけだから。

無邪気な思考が…

(さて…選択肢だ。俺に抱かれるか、無理矢理俺に抱かれるか)
(どっちも同じだろがァ!)
(堅いこというなヨ? たかがにたく選択じゃないか……^^)
(……ちょっ、待て団長っ!)
(待たないよ〜…ふふふっ)
(……勘弁……;)

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