RE!

□8
1ページ/1ページ












「来るのが早すぎだぁ…ベル……」

「本当…。余計厄介になった…」

「……は?」





来たのは金髪で長い前髪。頭にはティアラを乗せた男の子。
ベルと呼ばれて今、物凄く変な顔している。そりゃあ、スペルビとバイパーに言われたもんね、意味わかんないよね。
私も、意味わからない←
でもあながち間違ってはいないんですよね、全く、何で来ちゃったのかしら。色々と説明するの面倒臭い…。




「ベル、別に敵なんかじゃないよ」

「そうだぁ…」

「じゃあ、何であんなすげー殺気が出てた訳?」

「それはだなぁ…」




困ったようにこっちをみてきたスペルビ。
こっちをみないで欲しいな。金髪ティアラくん、名前はベル(?)がこっちに気付いちゃったじゃない。あぁ、ほら気がついた。しかもニヤッって口角があがったからね?あーあ、また厄介事に…。何、私がイケナイ訳?別に何もしてないわよ。




「ししっ、こいつ?」

「…」

「あれ、何か見たことある顔」




まぁ、そんなのどうでもいいけ、どっ!
ナイフをバババッと投げられた。反射的に避けたけどさ。凄いね、何処に隠してたんだろさっきのナイフ。うん、そんな事言ったら私もだけど。あ、ナイフではないです。やり返そうかと思ったけど更に厄介になりそうだからやめておこう。当たりたくないから軽々と避けちゃうけども。避けるだけで場所は動かないようにする…が彼、ワイヤーなんか使ってくるからそうはいかない。このまま只避けるだけだったら絶対ワイヤーで囲まれちゃうからね。微妙に動きワイヤーで囲まれない程度に移動すればいいかな。




「っやるねー」

「ゔお゙ぉい!!ベル、こんな所で投げるんじゃねぇ!」

「無理」

「ゔお゙ぉぉい!!!」

「うるせー」




あら。彼の標的はスペルビへと変わってしまった。なぁんだだ、つまんないのー。もっと楽しませて欲しかったな。まぁ、いいか。避けるのめんどかったし。持ってる武器で弾き返して良かったけど、こんな所で出したら本棚切れちゃう。そんな事したら怒られちゃいますよね。
あ、バイパーの所にいこ。




『バイパー』

「なんだい?っていうか、今はマーモンだよ」

『バイパーはバイパーだよ。まぁ今お金持って無いからバイパーじゃなくマーモンって呼んでおくわ』

「頼むよ」




話を一旦終わらせ二人でスペルビたちの方をみてみれば、結構凄いことになっていた。
私は何もみていない、みていない。そう言い聞かせバイパー…じゃなくてマーモンの手を取りこの部屋から出ることに。








(何処行くんだい?)
(ボスの所よ)
(………)

(ゔお゙ぉい!テメェのせいでアイツ等いなくなりやがっただろうがぁ!!)
(…チッ)

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ