同人GLハード
□唇(ナミ×ビビ×ロビン)
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アラバスタの砂漠を移動している麦わら海賊団一行を照り付ける太陽。
どこまでも続く砂の大地は風が吹くと乾いた砂は舞い、ナミを襲った。
「きゃっ!何よっもぅ!」
「ナミさぁ〜ん、大丈夫ですかぁ?」
両手を広げながら、目をハートにして近付いてくるのは、船長がバラティエから引き抜いてきたサンジ。
彼は一つの海にすべての海域の生物が集まるという幻のオールドブルーを探している。
「だいじょーぶかぁ?ナミ」
片手で宝物の麦わら帽子を押さえながら頭を後ろに倒しナミを見ると、大事な水を一気に飲み干した、めちゃくちゃな行動をとるモンキー・D・ルフィー。
彼は世界の秘宝ワンピースを目指す、メリー号の船長でゴムゴムの実を食べた悪魔の実の能力者。
「おぉ〜いチョッパー!見てみろよ」
自分の発明した武器でチョッパーを元気付けようとしている、長っぱなで大嘘つきなウソップ。
彼もまた、勇敢なる偉大な戦士になることを目指している。
「おいっチョッパー!暴れるな落とすぞ」
「だってウソップがぁ……」
冬島にいたトニートニー・チョッパーはこの暑さで既に死んだようにだれている。
人ヒトの実を食べた青っぱなトナカイの船医。
そんなチョッパーを荷台に乗せて運んでいる剛力だけが取り柄のロロノア・ゾロ。
世界一の剣豪を目指す元海賊狩り、今では立派な船やクルーを守る剣士。
元バロックワークズ社の社員だったアラバスタの王女ビビと相棒カルガモのカルー。
そんな光景を本を片手に後ろから静かに眺めている、考古学者のニコ・ロビン。
彼女もまた、花ハナの実を食べた能力者。
この船のクルーは七人という少人数だけど個性と信念だけはとても強い。
「ところで航海士さん、この気候はいつまで続くのかしら?」
「グラントラインじゃ予測不可能なのよね。残念だけど、まだこの気候は続くわ。ところでロビン、なぜ本を読みながら歩いてるの?」
隣にいるロビンはナミに微笑みかけるとまた視線を本に戻した。
「おーい見ろよっみんなぁオアシスだぁ」
ルフィーのセリフにみんなが目を醒ましたようにギラギラさせて後に続いた。
「うわぁースゴい。こんな砂漠の真ん中に素晴らしいオアシスがあるなんて」
ナミはその景色を見ると叫んでいた。