5万打記念

□Mの鏡
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*R18 
読んだ後の苦情は受け付けません。















こんなことを言うと少し“アレ”だが、ユーリは俺の言うことを何でも聞き入れてくれる。







ダブルベットの上で「下着、脱いで」と言えば、体を少し屈めて女物の白い下着をゆっくりと脱ぎ、脱いだ下着を俺の目の前に差し出すように置くのだ。
俺はこいつのご主人様。
ご主人様に使えるのは俺の執事、兼メイド。

「ん……はっ、ぁ…あんまり、見んな」
「だったらちょっとは恥ずかしそうにしなさい」
「だって…今からここにご主人様のモノをくれると思うと…ぞくぞくして、俺…耐えきれない」

今にも蕩けてしまうんじゃないかというくらい、普段執事であるユーリは、メイド服の格好をしており、俺の命令通り下着だけを脱ぎ捨てて触ってもいないのに頬を紅く染めている。
そう、ただ下着を脱げと命令されてこれだ。
そもそも下着を脱いだだけで今ユーリが着ているのは普段穿きなれているズボンではなく、スカートのメイド服であって、下着を脱いだだけではユーリの恥ずかしい部分もなにも見えるはずがない。今からされるであろうことをユーリは独りで考え、先走り、時間を置いて俺が触ると過敏に反応して喜ぶ。それでも触って上げない時は我慢の限界で自分から触りだし、俺に見られていることが分かると悲しいのか、気持ちがいいのか、涙を流しながら達する。

「ご主人様…早く、触って…」
「ユーリ、その格好のときはなんて呼ぶんだった?」
「ご……レイヴン…レイヴン早く触って、じゃなきゃ俺、我慢できなくて…っ、おかしくなりそう…っ!」
「どうしようかなー」
「うっ…意地悪!でも…そんなところ、好き…」







俺のユーリはこんなことを言うと少し゛アレ”だが、ここは敢えて言おう。





俺のユーリは超ド級の淫乱。
まさに、Mの鏡だ。


――――




「レイヴン……はっ、はあん!そんなに、見たら、俺…イっちゃう…んあっ!」
「本当、見てるだけなのに…ユーリに掛かればなんでも『気持いい』になるんだな」
「そんなんじゃ…な、い…」
「強がらなくても、さっきから先走りの汁が止まってないじゃない」

胸を肌蹴させ、スカートの裾を捲り上げながらユーリは自慰に浸っていた。自分で行くことは禁止されており、先ほどからイきたいのにイけないもどかしさが、ユーリの性器を限界まで追いつめていた。それの先端をぴんっと弾けば、ユーリは喉を逸らしてひと際高い声を上げると、飛び出た精液がレイヴンの右手や服、ベッドのシーツを濡らす。レイヴンは手に着いたユーリの精液を見ると、クッと喉を鳴らして不敵な笑みを零す。まだ余韻が残っているのか、恥じらいもなくレイヴンに足を広げて恥ずかしいところが丸見えの体勢のまま荒くなった息を整えていた。

「ユーリ。俺の手、舐めて」
「え……」
「ご主人様の手を汚したんだぞ?」
「…うっ……」

眉を顰めながらも、目の前に差し出されたレイヴンの右手を手に取り、恐る恐る自分の精液が付着した指を舐める。

「自分の精液、おいしい?」

味なんて聞かなくても、ユーリの苦しそうな表情を見たらわかる。これにはさすがに「おいしい」と言わなかったユーリだが、丁寧に、そして黙りながらも手に付着した精液を全て舐め終わると、ごくっと口に溜めていた自分の精液を呑み込んだ。

「自分の出したやつなのにおいしいとか…聞かなくても分かってるだろ」
「そう?淫乱ユーリちゃんは自分の液でも最高に美味しいのかなーって」
「んなわけ……レイヴンのは、すごくおいしいけど…ッ」
「……っ!?本当ッ、煽るの上手いわ…!」
「ふあっ!…れ、レイヴ…んっ!?」

不意に強く抱きしめられ、ユーリが目を白黒させていると、レイヴンの右手がユーリの背中をなぞり尻の曲線を指でなぞると、下着をつけていないせいで剥き出しになっている下の蕾に指が触れた。
防衛本能はしっかりついているのか、いきなり触れられて身を固くするものの、耳元で「気持ちよくしてあげる」と言われて背筋が粟立ち体に入っていた力を抜く。シーツや服に付着したユーリの精液を指に絡めて後ろの蕾を解し始めると、レイヴンの服をぎゅっと握りしめて首元に顔を埋めた。

「ふっ…ん、ん……っ!」
「めずらしい、声を抑えてるの?」
「だって…っ!!声出したら、また淫乱って言われるの…悔しい…」
「なによ、当り前のことを気にしてるの?」
「う…っ、当り前ってなんだよ!」
「だってそうでしょ?こうやって、ここ触ってるだけでユーリのココから新しい汁が出て…俺の服汚してるんだけど?」
「……いっ!?」

体を離し、レイヴンの服をよく見るとユーリにでも分かるくらい服は自分のモノで汚れており、あまりの自分の汚さと申し訳なささで一瞬にして顔を赤くして目に涙を浮かべた。「ごめんなさい」と言った言葉はとても重く、瞬きをするだけで溜めた涙が頬を伝う。身体を重ね合っていくら心が通い合っていると言えど『ご主人様』ということに変わりはない。
だが、そんなことで怒るレイヴンではない。
恐縮しているユーリの姿に苦々しくも優しく微笑み、ユーリの涙を拭った。

「ユーリ」
「…はい……」
「上に乗ってくれるかな?」
「……え」

お叱りがくるのではと身を強張らせていたユーリが間抜けな声を上げるのも無理はない。レイヴンは自らズボンと下着を脱ぐと、勃起した自分のモノをユーリに見せつけたのだ。

「自分で挿れてみて」
「……はい」

そうか、これがきっとお仕置きなのかと解釈し、ユーリは横になったレイヴンの元まで四つん這いで歩くと、見せつけられてる立派なモノの先端からは、興奮していたのか先走りの液が溢れ、全体は赤黒く脈打っていた。ユーリはレイヴンを跨ぎ、自分の後孔にソレを当てると前屈みになりながらもゆっくりと腰を落とす。
先ほどレイヴンがならしていたせいか、そこまでの痛みはなかったらしい。全てが中に収まると一呼吸置き、レイヴンから表情が見えないのをいいことに満足そうにほほ笑んだ。ずっと望んでいたものがこうして自分の中にあって、今からこれが自分を滅茶苦茶にしてくれるんだ。そう思うと自然に顔の筋肉が緩み腰をゆっくりと動かし始める。


「はっ……ぁ、あっ。んん、レイヴン…」
「ちょ…急に動かれたらっ!」
「ふぇ…?」
「もう、ここの締め付けはきついのに、顔が緩みっぱなしになってる」
「だって…気持いいし、早く欲しい…ひゃうっ!」
「これが淫乱じゃなかったら…ただのドMよ?まったく、おねだりが上手なメイドにご褒美あげないとねっ!!」
「ふあぁっ!!あ、あん…っ……んぐ、ぅ…うぁっ!!」

ユーリの腰を後ろからしっかりと掴んで固定し、下から”イイところ”を目がけて突き上げると髪を振り乱し、喉を逸らして声を上げて喘ぐ。口の端からは涎が零れ、瞳を快楽の色に染め、さりげなく腰を揺らしている。それに気付いたのか、上半身を起こしたレイヴンが抱きつくようにして胸の突起を摘まめば、ユーリの身体は大袈裟なほどにビクッと反応を示した。

「やっ、胸反則!いや、やらぁ…っ、気持いい、の」
「嫌なのかイイのかはっきりさせなさい」
「う……ん、あ、ああぁぁ、コリってしちゃだめ、強い、イ…っ!!」
「あ…っ!はぁ、はぁ…もう…」
「ひぃあぁっ!?あ、んアぁぁぁぁっ!!イっちゃう、気持ち良すぎてイっちゃう!!」
「ユーリ、ユーリ…っ!」
「レイヴン…ふぅ、ぁ…あぁぁあああっ!!…ん、んん…」

胸の突起を強く弄り、下からも強く突き上げて精を最奥に放つと、ユーリもほぼ同時に達した。繋がったままでユーリに後ろを振り向かせると、息を荒げて開きっぱなしになっている唇にキスをした。
そしてレイヴンはゆっくりと自分のモノを引きだすと、放った白濁が収まりきらずとろりとあふれ出る。ベットに倒れ込んだユーリが弛みきった後孔に手を当てて、くちゅっと自ら中に指を出し入れする。

「んっ…レイヴンの……精液、いっぱい…ぁっ、もっと…もっと、ちょうだい…」
「…………っ。あーもうっ!!淫乱ユーリ!明日仕事腰が痛くて仕事出来ないとか言ったら承知しないんだからね!」



END



なんか…
すいませんでした(><;(汗



11.8.24

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