オリジナルBL
□Sunset Color
6ページ/7ページ
口の端からは、キスで混ざり合ったお互いの唾液が伝い落ちていく。
「あさ…くらぁ…。」
「ん?」
「…それ、だめぇ…。」
「イイんだろ…?」
「っ……」
唇を離して、ぎゅうぅっと麻倉にしがみついて快感を逃がそうとするけれど、強烈な刺激に何度もイってしまいそうになる。
「だめぇ…!そんなにしたら、イっちゃうから…ぁ…。」
「でも、もうイきたいんだろ?」
「っ…。」
あまりの快感で、おかしくなってしまいそうだ。
「も…ダメ…ぇっ…。」
もう、我慢出来ない。早く熱を解放したい。
二つのモノが強く擦られて、麻倉を抱きしめている腕に力が籠った。
「やぁぁっ…イっっちゃっつつぅ!!」
麻倉を力いっぱいにぎゅううううっと抱きしめる。
瞬間。出した熱が…タオルと、麻倉の手を濡らしていく。
「っ……。」
背中に片腕を回してくれていたのに力が入って、麻倉が小さく呻いた。
自分のモノに、彼の熱い液体が掛かって、行為の恥ずかしさが押し寄せてくる。
出したことによる倦怠感でしばらく身体を動かすことが出来ずに、麻倉に抱き付いたままの格好でいると、少しして、湊川、と名前を呼ばれた。
重い身体を動かして、ゆっくりと顔を上げると、額にちゅっと口付けられた。
「お前、またくっ付いてきたせいで、キス出来なかったな。」
と笑った。
「あ……ごめん。」
どう返したら良いかわからなくて、取りあえず謝った。
「いや、別にいーけど。」
そう言って、中心に掛かっていたタオルで手を拭いていく。
最中は夢中になっていたから何も考えられなかったけれど、やっと冷静になってきた頭では、今、何をやっていた!?と痛いくらい響いてくる。
頭がガンガンする…。
今までそんなに話したことのない相手と、キスして…、膝の上に乗っかって、抱き付いて…。あんなことまでしてしまった…。
しかも、学校で…。