オリジナルBL

□Sunset Color
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 口の端からは、キスで混ざり合ったお互いの唾液が伝い落ちていく。
 「あさ…くらぁ…。」
 「ん?」
 「…それ、だめぇ…。」
 「イイんだろ…?」
 「っ……」
 唇を離して、ぎゅうぅっと麻倉にしがみついて快感を逃がそうとするけれど、強烈な刺激に何度もイってしまいそうになる。
 「だめぇ…!そんなにしたら、イっちゃうから…ぁ…。」
 「でも、もうイきたいんだろ?」
 「っ…。」
 あまりの快感で、おかしくなってしまいそうだ。
 「も…ダメ…ぇっ…。」
 もう、我慢出来ない。早く熱を解放したい。
 二つのモノが強く擦られて、麻倉を抱きしめている腕に力が籠った。
 「やぁぁっ…イっっちゃっつつぅ!!」
 麻倉を力いっぱいにぎゅううううっと抱きしめる。
 瞬間。出した熱が…タオルと、麻倉の手を濡らしていく。
 「っ……。」
 背中に片腕を回してくれていたのに力が入って、麻倉が小さく呻いた。
 自分のモノに、彼の熱い液体が掛かって、行為の恥ずかしさが押し寄せてくる。
 出したことによる倦怠感でしばらく身体を動かすことが出来ずに、麻倉に抱き付いたままの格好でいると、少しして、湊川、と名前を呼ばれた。
 重い身体を動かして、ゆっくりと顔を上げると、額にちゅっと口付けられた。
 「お前、またくっ付いてきたせいで、キス出来なかったな。」
 と笑った。
 「あ……ごめん。」
 どう返したら良いかわからなくて、取りあえず謝った。
 「いや、別にいーけど。」
 そう言って、中心に掛かっていたタオルで手を拭いていく。
 最中は夢中になっていたから何も考えられなかったけれど、やっと冷静になってきた頭では、今、何をやっていた!?と痛いくらい響いてくる。
 頭がガンガンする…。
 今までそんなに話したことのない相手と、キスして…、膝の上に乗っかって、抱き付いて…。あんなことまでしてしまった…。
 しかも、学校で…。
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