Monster Hunter

□第三章 仲間
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平和は容易く、脆くて崩れやすいもの。
いつの時代も争乱と平和を繰り返してきた。


彼女の平和はそれによって壊れた。


大地の女王−−リオレイア−−


奇異にもそれは群れをなし、今、上空で神楽を舞っている。


「っち」
彼女は傍らの盾を左腕に着け、開いている右手で剣を掴み腰に差す。彼女が生まれ育った村へと疾駆する。


剣の柄と盾には羽根のような飾りが施されている。ある程度のハンターならそれがヒーローブレイドだということが分かる。


舌打ちをする。苛立ちを顔に表しながら草木を掻きわけ強行していく。



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