【自己紹介】
秋無─Akina (♀)

【最遊記との人生】
小学校5年生で最遊記に惚れ込みました。
登場人物は玄奘三蔵一筋です。
原作は新旧装LOAD、RELOAD、BLAST、外伝、異聞、小説版等全て所持しています。
もちろん最遊人も。
Salty-dogは近々Z・[購入予定。
サイト設立のきっかけは外伝4巻で感無量になったため。
約3年の無宣言サイト休止期間を経て再始動。

【小説執筆の抱負】
小説を書くにあたって、思うことを綴ります。
ネタバレもあるのでご注意ください。

とにかく峰倉氏が描く彼らの生き様を壊したくはないんです。
どれだけヒロインを出しゃばらせても、あの4人には4人だけの世界があって、そこに彼女は入れない。
だからきっと私の描くヒロインは疎外感や孤立感というものを少なくとも感じるはずで、そのことで悩むこともあると思います。
けれど彼らを見ていて、ふと気付いたら三蔵の隣に彼女がいるような。
出番がないわけではないんですよ。
そんな元々いたような、いなかったようなヒロインを描きたいなあ、と思うんです。
空気のような、でもいないと皆が困ってしまう、そんな存在になる彼女を描きたいなあ、と思うんです。

それから、とにかく外伝を大切にしたいんです。
このサイトを設立するきっかけとなったのが、外伝最終巻でした。
三蔵一行が下界で生きる時点で、金蝉達が死んでしまうことは分かっていたので、初めは読むのも億劫で。
でも、4巻を見て泣いて、こんな彼らの生きた道を、三蔵達がまったく憶えていないというのが残念に思ってしまったんです。
もちろん、魂は憶えているでしょうけれど。

例えば、天蓬は整理不得手で、よく捲簾が代わりに掃除していたのが、現世では逆転していますよね。
八戒が文句を言いながらも掃除をしたりするのも、何だか彼の魂がそうあることを欲しているような気がするんです。
天蓬も女房役でしたからね。
きっと、八戒は悟浄のためなら何でも出来ると思うんですよ。
しないだけで。

それから、金蝉と三蔵。
金蝉は根っからのお坊ちゃまだったので、体力があまりありませんでしたよね。
きっと何度も、俺がもっと強ければ、と嘆いていたと思うんですよ。
何が何でも悟空を救いたかった。
三蔵がどれだけ負傷しようと悟空を導くのは、そんな金蝉の思いが残っている気がするんです。
悟空が三蔵を必要とする以上に、三蔵が悟空を必要としている。
そうであれば良いな、と。

こんな風に色々と外伝を絡めていると、どうしても三蔵達の生き様に金蝉達を残したくて。
でも記憶を憶えているとか、ありありと描くのは嫌でした。
だから、ふとしたときに前世を思わせる発言をしたりだとか、“桜”を絡めたりとか。
決して前世を思い出すわけではない。
けれど、その行動・思考が当たり前のように感じる。
そんな一幕があっても良いんじゃないかな、と思いました。

あくまで原作の雰囲気は壊さずに。
彼らには絶対不可侵の領域がありますから。
それを前提に、ヒロインを含めた5人の新たな領域を開拓出来ればな、と思います。

きっと描き尽くせない。
だから書きたくなる。

これが秋無のコンセプトです。

2013/8/29 Sat 秋無



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