VitaminX,Z
□本日、快晴。平和日和!
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水鉄砲飛び交う教室。
小悪魔は教師を欺き、それを見て高笑いする眼鏡男子。
そんな騒がしい中でも寝ているスリープビューティーと白いトカゲ。
ある少年は猫を撫で微睡んでいる。
また、ある男の娘はネイルを塗るのに集中している。
「今日も平和だねぇ、瞬」
「この状況を平和と言い切る##NAME1##を心から尊敬する…」
「そりゃ、どーも」
B6が問題を起こすのはいつもの事。
そして、その問題に手を焼く先生を見るのもいつもの事。
それが教室で見られるようになったのは、ここ最近。
B6に教室で授業を受けさせている悠里先生はホント凄いと思う。
「悠里先生頑張ってるよね」
「あぁ、そうだな」
「B6が教室にいるなんて奇跡だと思わない?以前はバカサイユにいた瞬くん?」
「嫌みか、##NAME1##」
「うん、嫌み」
「ふぅ…仙道と言い、##NAME1##と言い、俺をどうしたいんだ?」
「ん〜、私は瞬と他愛ないお喋りがしたいだけ」
「……そうか」
「うん。…あれ?瞬照れてる?」
「なっ!照れてない!」
「そっか。まぁ、いいや…」
「私は瞬が私の隣でこうやってお喋りをしてくれる事が嬉しいから」と瞬に素直に伝えれば、ほんのり瞬の頬が紅く染まった。
『 本日、快晴。平和日和! 』
「さぁ、悠里先生がキヨを追いかけてる間、他愛ないお喋りでもしましょうか?」
「あぁ…悪くないな」
こんな一時がずっと続けばいい。
End