メイン 短編
□嫌いな先輩
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『っだーりぃ…』
とっくに一限は始まっているはずだ。
でも今日はとことんやる気がない。
やる気がないのは今に始まったことではないが…。
なんとなく屋上で朝飯のパンと牛乳を盛ってダラダラと過ごしていた。
最近特に寒いな…
ふあ
と欠伸をする。
そろそろ戻るかな。
また土方に怒られるし。
ドアに向かって歩く。
『わ…!!』
何かに躓いて俺はこけた。
『…いってぇ…』
『っ、おいコラ。』
え?
振り向いたら
そこには
銀魂高校で最も有名な不良
高杉…
高杉…
なんだっけ、
高杉なんとか先輩だった。