唱
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羊の群れを見て苛立ち
硬くない物に消されてく｡
形がないから愛して
雨の日は独りになって寝ている｡
そんな日が長い事続いてる｡
なんで時間がないんだ｡
なんで言葉がないんだ｡
なんて意味がないんだ｡
色がない｡
烏の群れを見て苛立ち
大きくない物に消されてく｡
形がないから愛せず
晴れた日は独りになって立っている｡
そんな日が長い事続いてる｡
なんで時間がないんだ｡
なんで言葉がないんだ｡
なんて意味がないんだ｡
目を開けて何も見ずに､口から文字を出してる｡
飛ぶように歩いて目の前の物に手をふる｡
時には水を流しながら｡止まる｡
なんで壊すんだ｡
なんで壊せないんだ｡
なんて汚いんだ｡
なんて綺麗なんだ｡
憎む物になるんだ｡
色がないんだ｡
色がない｡色がない｡
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