ネギま長編
□Lost memory 第五章〜真実を知った先に〜
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私の願いはこんなにも儚いものだったのか。
それじゃあ、今まで私がやって来た事は?
全て無駄になってしまったのか。
でも今思えばこんな私の願いが叶う訳がない。
だって私は不完全な存在だから。
人間と烏族の血が私の中に流れている。
でも半妖の私を受け入れてくれる人がいた。
だからこそ私はその人達が傷つく様を見たくない。
これは私が決めた事。
なのに、どうしてこんなにも胸が心が苦しく感じる。
だからこの気持ちを忘れるために言わせて下さい。
「さようなら」
「ありがとうございました」
って
第五章〜真実を知った先に〜