ネギま長編

□Lost memory 第一章〜姫〜
1ページ/7ページ

見晴らしが良い丘。



私【桜咲刹那】は横になり、考え事をしていた。


戦争の事。



そして幸せだった幼き頃を考えていた。




私はそんな中、私は風が心地良く、太陽
の日差しが柔らかく、ついうとうとしてしまった。




--*--*--*--*--*--



【会いたい】



こんな気持ちになるのはつい最近。



私はあの人を裏切った。


そう、【裏切り】私はこの言葉が嫌いだ。


大切な者を失い、何もかも全て失った私に相応しい言葉なのかもしれない。


だから私自身、嫌いだ。


私が貴女を裏切らなければ、貴女に【会いたい】と思う事は無かったのでしょうか。



今では貴女の名前すら思い出せない私に、そのような権利はありませんよね。



これが私に与えられた罰。


せめてもの罪滅ぼしと手を差し延ばした先には……。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ