ネギま長編
□Lost memory 第一章〜姫〜
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見晴らしが良い丘。
私【桜咲刹那】は横になり、考え事をしていた。
戦争の事。
そして幸せだった幼き頃を考えていた。
私はそんな中、私は風が心地良く、太陽
の日差しが柔らかく、ついうとうとしてしまった。
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【会いたい】
こんな気持ちになるのはつい最近。
私はあの人を裏切った。
そう、【裏切り】私はこの言葉が嫌いだ。
大切な者を失い、何もかも全て失った私に相応しい言葉なのかもしれない。
だから私自身、嫌いだ。
私が貴女を裏切らなければ、貴女に【会いたい】と思う事は無かったのでしょうか。
今では貴女の名前すら思い出せない私に、そのような権利はありませんよね。
これが私に与えられた罰。
せめてもの罪滅ぼしと手を差し延ばした先には……。