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綺麗な眼ね、と言ってくれた××の優しい声が、今でも俺は忘れられない。


あの声だけが、醜い俺を今もこの世界の中に留めているんだ。


生きろ、そして罪を償えとばかりに。


急き立てる様に繰り返し迫って来るあの甘い声が聴きたくて、俺は何度も何度もあの悪夢の中に自ら身を投じてしまう。


悪循環だとは分かっていてもなお、止める事が出来ない甘い甘い猛毒。


いつかあの声が俺を殺してくれるに違いない。


そう信じて、俺は毎朝自分が未だに生きている意義を定義付けている。






俺を探して

  (そして、どうかこの息の根を止めてはくれないか)





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