短編中編

□パラレルゲーム
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「もしも」で派生する未来、パラレルワールド
その世界を空想してみたら良い暇潰しになるかもしれない



『と言う訳で《もしもゲーム》やろう!』

「いきなり何言ってんのハヅキ」

「面白そうじゃねーか、どんな遊びだ?」

『よくぞ聞いてくれた山本隊員!』

「いやその呼び方別の人思い出すから止めよう!?あのトリオ芸人の1人思い出すから!」

『お黙り綱吉!とにかく説明するとねー、自分以外の誰かのパラレルワールドを空想するんだよ。そのパーツを集めると新しい人間関係ができて面白いよきっと!』

「ケッ意味わかんねぇ理屈だな」

『拒否権は無いからね!!』

「強制参加!?」

「自分以外かー、じゃあ獄寺が真面目インテリ系とか」

「はぁ!?」

『おっ早速出たね!山本のそれ貰い』

「城育ちのままピアニストになってる獄寺君も有り得るかも」

『なんだかんだで出すんじゃん綱吉。じゃあ獄寺はパラレル綱吉何か案出そうか』

「10代目はどの世界でも10代目だ!」

「ハハッ何も変わらねーのもあるかもな」

『詰まんないなー獄寺。綱吉はダメが無くなってると良いな。普通に戻る!みたいな』

「あー…今ダメダメだしなー」

「ハヅキのパラレルってどんなんだろうな」

「どうせ馬鹿だろ」

『それはどう言う事だ獄寺』

「そのままだ」

「パラレルのハヅキはお淑やかになっててほしいかな」

「いつもはお転婆なのな」

『何で!?』

「ざまぁ」

『お前ふざけんなよ』

「相変わらず仲いいのなー」

「山本、多分違うと思う」

「それより最後は野球馬鹿のパラレルだろ。どうせ野球馬鹿だろうがな」

『あ、どこの世界でも野球はしてそう』

「そうか?」

「天然っ気が抜けて計算高くなってたらやだな…」

『あっハイハイ思い付いた!』

「うるせぇ」

「獄寺君そう言う事言わない」

『大人しくて引っ込み思案な野球部のエース山本!』

「真逆!?」

「何か、いたら会ってみてーなその俺」

「引っ込み思案…コレが?」

『そんで雲雀と幼馴染みだと尚良い』

「なんでヒバリさん!?」

「おもしれーな!」

「DVが目に浮かぶぜ…」

『それは無い!きっとその雲雀は過保護だろうね、武が心配でしょうがない気がする』

「ハヅキの中のヒバリさんのイメージってどんな」

『え?何か可愛い人』

「どうしてそうなった!」

「ハヅキって言う事やる事予想外だからおもしれーのな」

「ウザイだけだろ」

『あっでも雲雀のパラレルがコスプレイヤーでも面白そう』

「ホントどっから仕入れて来るのその発想!」

『ネットサーフィン!』

「自慢げに言うな!」



昼休みの教室での彼らをそっと見守るのは

「あの4人の会話ってコントみたいだよね」

「そうかしら…確かにハヅキと沢田でボケとツッコミだけど」

「ふふっ、パラレルワールドの知り合いかぁ…お兄ちゃんがバイオリン弾いてたら面白いなぁ」

「京子…あんたもどっから出て来たのその発想」

「何となくかな。花はスポーツしてるかも」

「そう言う京子は爽やかに毒舌かもね」

話題が周囲に広がる事ってたまにあるよね



end





後書き
もしも皆が全然違う性格でパラレルワールドを生きてたらーみたいな事を考えていたけど、どうにもまとまらなかったのでギャグにして片付けました
とりあえず引っ込み思案山本可愛いです
背はあるのにファンの女子に囲まれてあぅあぅな山本可愛いです
誰かください
あとレイヤー雲雀くん
天ノ弱のGUMIコスしてほしいな

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