企画

□白髭海賊団×永遠
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私は生きる価値のない人間
何度考えてもその答えにしかたどり着かなかった
私は両親に、村を救うためだと海賊に売られた
そうするしかないとわかっていたし、それが最善のことだともわかっていた
だけど本当は両親は私のこの悪魔の実の能力が恐ろしかったんだと思う
だから海賊との交渉のとき両親はすぐに私を手放した
私が入った海賊団はそれはもう悪い奴らだった
力ですべてを支配して気にくわなかったら暴力
力でねじ伏せた
私も事ある毎にたくさんのあざをつくった
これが永遠に続くんだと思って、初めは苦しくて痛くてたくさん泣いたけど、最後にはもう涙なんか一滴も出なくなった
これが私の運命なんだと受け入れるしかないと思った

だから今この白髭海賊団の船に乗っていることは奇跡としか言えない
私のいた海賊団と白髭海賊団が争い、あっという間に白髭が勝利をおさめ、青い鳥が1人暗い部屋に閉じ込められた私を宝と一緒に外に連れ出してくれた
久しぶりに出た外は大きくてなんだか優しかった

「おめぇはオレの娘だ!グララララ!」
白髭が豪快に笑った
「親父がこう言ってるんだ。だからおまえがどんなに嫌だって言っても、オレたちはおまえの兄貴で…」
「おまえはオレたちの妹で!」
「おまえはオレたちの大事な家族なんだよい」
これは変わらないよい、永遠にな。
そういって優しく頭を撫でてくれるマルコの手が温かく温かくて、もう忘れてしまっていたはずの涙があとからあとから溢れ出た
嬉しかった
親にも見放されたこんな私を家族だと言ってくれたことが
一生白髭に忠誠を誓うと心に決めた
私は永遠の想いを込めて右腕に刺青を入れた


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なんかものすごく暗い…。せっかくワンピのくじ引いたのにー…次っ、頑張ろ!

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