BL
□純粋な想い
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「てめぇさぁ…、さっきから態度がムカつくんだけど」
「…は?」
態度がムカつくつったって、ただ黙って話聞いてただけだぜ?
「兎に角よぉ、今回は勘弁してやるよ。その代わり明日には髪を黒に染めとけよ」
意味分かんねぇー…。
俺は完璧頭にキて、そいつの溝内を殴ろうと手を握り拳をつくる。
そして、殴りかかろうとしたその時、目の前に綺麗な金髪の男が間に立った。
「やめろよ、うん」
「あ?どけ、こいつ殴らねぇとむしゃくしゃする」
「オイラの部下が悪かったな…、うん」
「……部下?」
何を言いだすんだ?この髷野郎は?
「デイダラさん!なんでこいつに謝るんスか!?こいつは……!!」
何やらこの金髪はデイダラと言うらしい。そのデイダラは部下が反論している時に、さっきのへらへらした目とは違う鋭い目付きで睨んだ。
部下は鋭い睨みで威圧され、何一つ言えなくただ固まっていた。
「本当、悪かったな」
また目付きを変え、俺の方に向き直る。どうしていいのか分からず、突っ立っていると……、
髷野郎は俺の腕を引っ張り、屋上に誘導した。
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