どりーむ
□ハロウィンクリスマス
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雪のように真っ白な首。
俺は、ドラキュラになりたいと思った。
『日吉、今日はハロウィンだよ!』
「そうですね」
貴女は野獣のような俺の欲を知らない。
そのせいか、先輩はあまりにも無防備過ぎるんだ。
『外も寒くなったね、』
10月31日ハロウィン。
今宵だけ、この世で非科学的なモノ達が目覚める。
「寒いのに、そんな服を着てるのがいけないんですよ。」
『日吉?………きゃぁっ』
先輩の首筋に噛み付いた。もちろん優しく。
ドラキュラが血を吸うように、先輩と全てが交ざるように願った。
『あんっ……ひょ、しっ』
「先輩、好きです……」
丁寧に舐めながらたまに甘く先輩の首筋に噛み付く。
『んっ、もっ、と……』
先輩の腕が俺の首に絡んでくる。
そんな行動に俺の口角は緩んだ。
「腕を絡めてくるなんて、襲って欲しいんですか?」
『//ってかも襲って……あっ』
先輩を倒してその上に跨った。
『んっ……あっやぁ』
先輩のスカートへと手を伸ばしたとき、自分のポケットに当たって思い出した。
そういえば、今日はハロウィンだからとか言って芥川先輩が飴をくれたんだ。
それも、棒つき飴。
「先輩、甘いもの好きですよね?」
『……えっうん』
その言葉を聞いて、すかさず棒つき飴を先輩の蜜部に突っ込んだ。
『………なっ!…やぁっ』
「うわ、もう飴溶けてる」
とろとろする飴とてかてか光る愛液が、厭らしく先輩の蜜部から溢れだしてきた。
『ひょっし、…ひゃんっ』
「先輩、っ……」
俺は先輩の蜜部に舌を入れて、甘い愛液を夢中で舐めた。
『はぁっはぁっ、やぁぅ!』
そして先輩はイった。
「先輩、Happy Halloween」
今宵、俺は先輩だけのドラキュラになった。
Happy Halloween!
091026.