どりーむ2
□こんなのもたまには良いね
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「今日風強いねー」
「そうだな」
「てかブン太ブレザーとか暑くないの?」
「すっげえあちい」
じゃあ脱げばいいのに、なんて笑いながら屋上を掛ける空。風強いって自分で言ったのにさ、スカート捲れてパンツ見えそうなの気付いてないワケ?
まじバカなのか天然なのかわかんねえよぃ。
「なぁ空!」
「?ブンちゃんなあに」
今にも毛根からふっ飛ばされそうな髪を手で押さえながら空はよろよろ近づいてくる。うわ、転びそう。そう思った刹那、空のスカートがぶわっと中に浮いた。
きゃ、と短く悲鳴を上げてスカートを下ろそうとする空を、
俺が先に押し倒した。
「ちょ、ブンちゃんっ」
ガチャン、
(おわっ風強ー
.........っ!)
再びガチャン、と音がして扉がしまった。
「....ブンちゃん、誰かがくるの気付いてたの?」
「それ以外に押し倒す理由ある?」
「.....ありがとう、」
顔を真っ赤にしてうなずく空。やっぱこいつ可愛すぎだろぃ。あっやべ理性が
「お前のパンツ見ていいの俺だけだから」
「へっ、.....あっ!」
「あれ、なんかパンツ染みてるぜぃ?俺に押し倒されて感じてたのかよ」
「ご、ゴメンなさいっ!
.....だって、だってブンちゃんの事好きだからぁ〜」
「えっちょおい!」
やべ泣きだしちまった。てか何気 今俺告白された?
「うっひぃっく....」
「泣くなよぃ!....俺も空の事好きなんだからよ」
俺の言葉に空は本当?と聞くように上目遣いで見つめてきた。いやちょっと、それは反則だ。
「嬉しい、ブンちゃん大好き!」
「おわっ」
次は逆に俺が押し倒されてしまった。なんていうか、まあこういうのも良いよな。って思った。
(それでもあの後やっぱりトイレに閉じこもった俺でした)
こんなのもたまには良いね
おわり
久し振りブンちゃん!やっぱ好きです。いっちゃん書きやすいです。なんていうかブン太は彼女にベタ惚れで出したくても手が(今んとこ)出せない感じです。
でも2人でゆっくり成長していこうタイプだとも思うので結果良ければすべてよしです。(^^)
リハビリだと言い張りたい
100730.