どりーむ

□ドキドキしましょ
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ぎゅっと手を繋ぐ。

『なぁ財前、ドキドキする?』

「……まったくせぇへん」


うちと財前は付き合って3ヶ月。これでもかなりらぶらぶ。………だけど、財前は私に比べるとドキドキしないらしい。と言うより、トキメキの感情が薄いみだった。


『ほんならどないすればドキドキしてくれるん?』

「そんなん自分で考えて下さい」



んー、考え中o( ̄ ^  ̄ o)

あっ!!!

『財前、ズボン脱いで。っちゅーかパンツも』

「はっ?」


財前の返事を聞く前に、うちは財前の腕を引っ張ってまんが喫茶へと場所を移した。そして個室に入るや否や、財前のベルトに手を掛け一気にずり下げた。


『それじゃ、ドキドキしてください』


そう言ってうちは思いっきり彼のものを握った。


「ちょ、何して……んっ」


『財前がドキドキせぇへんからや』


マッサージするかのように財前のものを握っていると、あっというまに手がベトベトしてきた。


『よし、じゃあいたたぎます』


「はっ?……あっやめっ…ひゃっ」


ぱくっと財前のものをくわえると、財前は女の子のように喘ぐ。うちもシてる時はこないな声出しとると思うとむっちゃ恥かしなって、ほんの少し歯をたててやった。

「あぅっ、…はぁ、はぁ」

くっそー、女の子みたいな声出す財前もめっちゃかわいらしいわ。そんなかわいらしい声を、もっと聞きたくなった。


『光、めっちゃ好き』


「しゃべん、なっ……はぅっ」

その瞬間、口の中に苦くも甘ったるい汁が広がる。ほんまに不味いけど、これが何故かくせになる。

次に舌でなぞるように丁寧に舐めあげていたら、


ブー、ブー

と財前のポケットからバイブが聞こえて、私は迷わずその携帯をポケットから取り出した。


「………誰、っすか?」


『白石から電話や』


「……切ってえぇっすよ」


財前は息をはぁはぁさせとって、そないな財前を見てうちは更に良い事を思いついた。


『もしもーし、白石?』


(おぅ!って何でお前やねん笑
光も一緒に居るんか?)


『居るよー、今代わるわ』

財前に携帯を渡した直後、私は再び財前のものに噛り付いた。


「はぅっ……」


(?光、大丈夫か?)


「大丈夫、っす……んっ」


(そっか、あっそんでな、明日の部活…)
「あぁっ!……ぅっ」


((…そーゆ事か)明日の部活は中止やって!ほなよろしくやれよ!)


「……、了解っすわ」


ピッ、


通話が終わった瞬間うちも財前のものから口を離した。

「………どーゆーつもりっすか」


『ドキドキ、したやろ?』



「………………はい、」


真っ赤に頷く君が、最高に愛しかった。



ドキドキしましょ
090818.



光を襲いたかったんです(変態

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