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□秘密の場所
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初夏
夏のはじめ、といってもまだ暑さというよりも春のような暖かさが魔法学校と生徒たちを包み込んでいる。
ハリー・ハーマイオニー・ロンの3人は今日の最後の授業、魔法史の授業を受け終わったところだ。
「ふう!やっと今日の授業終わり!」
ロンが伸びをしながら立ち上がり、ハリーとハーマイオニーも続いて席をたった。
「何言ってるのよロン。今日は午前中で授業は終わり、
1日の授業がたったこれだけなんて物足りないくらいだわ!」
「僕は毎日この日課でも十分だよ。」
ハリーを真ん中に挟み3人は自分たちの獅子寮へ向かうために、広い教室を歩きだした。
「それよりも、このあとはどうする?」
ロンが何か面白いことはないかと考えながら二人に尋ねた。
「そうね時間はまだまだあるし図書館にで「ハリーは?」
ハーマイオニーのいつも通りの図書館計画を遮り
ロンはハリーに尋ねた。
「あー、ごめん!僕は予定が入っているんだ。」
そう言うハリーは今日1日(といってもまだお昼になったばかりだが)なんだかそわそわしている。
「まじかよ〜。」
ロンは頭にはてなを浮かべながら残念そうに嘆いた。
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