キリリク小説
□明け方の訪問者と手紙(あきな様)
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まだ早過ぎる時間帯に顔を若干しかめると、飛影に視線を向けた。
「これはなんだ。」
ずいっと蔵馬の目の前に突き出してきた一枚の封筒に蔵馬はほんの少し驚いた。
「これは……。…中身を確認してもよろしいですか?」
「別に構わん。」
見てもいいか飛影に確認をとった蔵馬は、丁寧に封を切ると一枚の手紙を取り出した。
「…飛影。」
「なんだ?」
「これはラブレターですね。」
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