短い夢「文」

□自動喧嘩人形体験
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「ソ〜ウ〜マ♪」









「・・・・・・・・・・何さ。馬鹿新羅。」



「馬鹿は酷いんじゃないかなぁ・・・?俺はただ君の名前を呼んだだけだろ?まぁ君が私を嫌っていることは知ってるけどね。」



「俺か私かどっちかにしろって言ってんの。」



「初耳だけど?♪」



「・・・・・言葉のあやだよ。全く君って奴はセルティに愛を注ぐ変態闇医者って設定を惜しげもなく発揮するうえに僕の神経を逆撫でしてばっかりでホント人間性を疑うよ。」



「君ってやつは口を開けば罵詈雑言。しかも偏見にあふれた言葉ばっかりだね。」



にこにこと笑顔を浮かべながら近づいてきた新羅の方に嫌そうな顔を向け、今にも舌打ちをしそうな小さな口もとをセルティが少しオロオロしながら見守っている。



『ソ、ソウマ?新羅がおまえに酷いことをしたのは知ってるがその怒り方は少しだけ理不尽だぞっ?』



「大丈夫だよセルティ。殺しはしないから。」



「相変わらずだね。僕もセルティと直接話してみたいな。」



セルティのコトバが理解できるソウマにとっては疑問にしかならない言葉をため息混じりに吐き出して、新羅は再びにっこりと笑った。



「ところで、単刀直入に言うけどさ、ソウマは静雄くんみたいになってみたいって思ったことない?」



「・・・・・・・・は?何それ、ムグ!!!!!!!!?」













真っ白な。



雪のように真っ白なその丸い物体は



うんざりするほど錠剤だった。















心優しい自動喧嘩人形



彼の心を知るべく



今日もまた



男の子の苦悩が始まる。

















「こんのばか新羅ああああああああああああっっっっ!!!!!!!!!」














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