The sky of ditty
□願い星
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願い星。夜の空。
「流れ星！！」
みんな口々にいうけれど、
僕は静かに、ただ星を。
星が流れたそらを見上げてる。
君も見たかな？
星が死ぬ瞬間を。
誰が願いが叶うなんて言ったんだろ？
死ぬ直前まで願われるなんて。
かわいそうな星。
願われてばかり。そんな星が。
何故だか君にかさなってしまうのは、
僕だけなのかな？
願われて、願われて。
あの星は何を願うのだろう？
君はなにを願うんだろう？
だから僕はあえて願うんだ。
「君の願いが叶いますように。」
どんな願いかは分からないけれど。
あなたが願うのなら、
きっとその願いは優しいもの。
みんなの願い。
「君が幸せでいられますように。」
君が・・・。
自分の幸せを考えるような人じゃないこと。
十分すぎるくらい分かってる。
でも僕は、そんな優しさ。持ってないよ。
もう星は見えないけど、最後に願わせて。
悲しい願い星。この願いを。
ちゃんと心にしまっておくから。
だから。
「みんなと一緒に、いられますように。」
あと、少しだけでも・・・。