short
□初恋
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初めてだった。
「平助君」
何気ないひと時、他愛のない会話、気軽に声をかけてくれて、普通に話をしてくれる、女の子。
人殺し集団、とまで言われている新撰組の幹部である自分と、そんな風に接してくれる女がいるなんて思ってもみなかった。
千鶴はすごい。
だから惹かれるのかもしれない、その強さに。
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