short

□悪夢の囁き?
3ページ/3ページ






この愛の告白を、言うに事を欠いて『変な事』とは。
山崎の方こそ耳が腐ってるんじゃないだろうか。沖田は怒りを隠して無理な笑顔を浮かべ、山崎に向き合った。



「僕の千鶴ちゃんへの愛は本物なんだけどなあ。山崎君は目が腐っているのかな」
「雪村君の沖田さんへの愛は本物かもしれませんが、沖田さんに関しては頷きかねます」


「・・・・・・・・・君、土方さんのこと関係なしに僕のこと嫌いだろう」
「そうみたいですね、今気付きました」




「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」



二人の間に、沈黙が訪れる。
















そのまま千鶴が目覚めるまで、山崎と沖田は睨み合っていたという。








前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ