銀魂で妄想

□脅迫
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ドゴォッ


総悟は部屋の柱に何度も拳を打ちつけた。


総悟
『クソッ…』


こんな写真を江戸中にばらまかれれば、確実に雀は男共の好奇の目に晒される。


雀には全く身に覚えがなくても誰が見ても雀の写真なのは明らかだ。


雀はどう思うだろう。


顔を合わせた事もない、見ず知らずの人間から性の対象として見られるようになる事を。


男達に汚され、女達には貶される。


写真で自慰するだけじゃ飽きたらず、直接雀を襲う馬鹿な輩が出て来ないとも限らない。


でもアイツは俺が護ってやるんだ。


何も心配ない。


‥っ、違う!


そんな綺麗事じゃ駄目だ。


四六時中俺がついててやる事なんかできない。


繰り返す自問自答。














嫌だ。


俺は誰にもお前を見せたくない。


だから…









だから、本当にごめん。
 
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