銀魂で妄想
□想い
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雀
『ただいま』
パタパタパタ…
玄関を開けてすぐ、銀時が駆け寄ってくる。
銀時
『お帰り、遅かったな…ってオイィィィィーッ、ちょっ、神楽ァ、タオル!タオル持ってきてくれ!』
何も言わずにタオルが飛んできた。
銀時
『何でお前はいっつも傘ささねぇんだよ。Σつーか泥だらけじゃねぇか!』
タオルで優しく雀の髪を拭く。
その間もずっと雀は俯いていた。
銀時
『どうした?』
銀時の声色が心配そうに変わったが、雀は黙ったまま顔を横に振る。
銀時は雀の頬に自分の頬をあてた。
銀時
『冷て… 風邪ひくぞ?とりあえず風呂入ってこい』
やはり何も言わず、トボトボと風呂に向かう雀。
・・・
雀
『あれ、銀さん?』
目の前に銀時の顔がある。
銀時
『ったくお前は銀さんにどんだけ心配かけたら気が済むんだ』
雀はソファーに寝かされていた。
雀
(そうだ、お風呂で考え事しててのぼせちゃったんだ)
慌てて体を起こす。
銀時
『お前みたいな危なっかしい奴には銀さんがついててやらねぇとな』
雀の隣に座り、少し照れながら肩を抱いた。
銀時
『今日さ、何かあった?』