銀魂で妄想

□想い
1ページ/3ページ

 

『ただいま』


パタパタパタ…


玄関を開けてすぐ、銀時が駆け寄ってくる。


銀時
『お帰り、遅かったな…ってオイィィィィーッ、ちょっ、神楽ァ、タオル!タオル持ってきてくれ!』


何も言わずにタオルが飛んできた。


銀時
『何でお前はいっつも傘ささねぇんだよ。Σつーか泥だらけじゃねぇか!』


タオルで優しく雀の髪を拭く。


その間もずっと雀は俯いていた。


銀時
『どうした?』


銀時の声色が心配そうに変わったが、雀は黙ったまま顔を横に振る。


銀時は雀の頬に自分の頬をあてた。


銀時
『冷て… 風邪ひくぞ?とりあえず風呂入ってこい』


やはり何も言わず、トボトボと風呂に向かう雀。


・・・



『あれ、銀さん?』


目の前に銀時の顔がある。


銀時
『ったくお前は銀さんにどんだけ心配かけたら気が済むんだ』


雀はソファーに寝かされていた。



(そうだ、お風呂で考え事しててのぼせちゃったんだ)


慌てて体を起こす。


銀時
『お前みたいな危なっかしい奴には銀さんがついててやらねぇとな』


雀の隣に座り、少し照れながら肩を抱いた。


銀時
『今日さ、何かあった?』
 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ