PEACEMAKERで妄想

□屯
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屯所に戻ってすぐ、土方は白雪を連れて局長である近藤の部屋へと向かった。


左之助
『あれ、土方さんじゃねぇか?』

新八
『そういや今日帰ってくる予定だったな』

平助
『て、ゆーかぁ。…後ろにいるの誰?』


見慣れない女の姿に一同首を傾げる。


土方
『近藤さん、入るぞ』


部屋の前で声をかけると、中から返ってきたのは病人とは思えない元気な声。


どうやら風邪は治ったらしい。


近藤
『おぉ、戻ったか歳。入れ入れ』


土方は白雪に廊下で待つように小声で伝え、部屋の中へ入って行く。


雑談を交えながらの会合の報告は程なくして終わった。


近藤
『御苦労だったな。疲れただろう、今日はゆっくり休め』

土方
『あぁ、だがその前にもう一つ。大事な話があるんだ』


チラッと障子に目を移し、単刀直入に言うと前置きし話を切り出す。


土方
『俺付きの小姓にしたい奴がいる』

近藤
『…歳に、小姓?』


近藤が呆けるのも無理はない。


自身でさえ突拍子もない話だと思う。


土方
『白雪、入れ』


カタンと小さな音を立て障子が開いた。


白雪
『失礼します』


指先を揃え、頭を伏せ、ゆっくりとお辞儀をして顔を上げる。


近藤は目を丸くしてただただ土方と白雪の顔を交互に見つめるのだった。
 
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