主-T 〜天空学園〜
□おはよぉございもす☆彡
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「おはようございます。フェルトさん」
中等部の二年三組に、可愛らしい声が響いた。
「………おはよう」
先程の可愛らしい声は、ナナリーのもの。教室に入ったら、まずは朝の挨拶。
ふふ、とナナリーは思わず笑みを零す。
「相変わらずですね」
ナナリーの言葉に、普段から口数があまり多いほうではない、フェルトはそうかな、と小声で呟いた。
「そうですよ」
そう言って、ナナリーは微笑んだ。
「おはよー!!」
「あら、アルフォンスさん。おはようございます」
教室の前の方の扉から、勢いよくアル(鎧ではありませんよ)が登場。
「テンション高いなぁ。何かあったの?」