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□三話目
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「土方さん!なんでこんなところで寝てるんですか!」


「ん……なんだ…?」



「なんだじゃないですよ!自分の寝ている場所を見て下さい!」




………


「…………ウオッ!」

驚いて彼はベッドから飛び退いた



チキショ―一度ならず二度までも安眠を邪魔しやがって―!


「なんなんですかーセクハラですかーsexual harassmentですかー」



「そんなんおまえに求めるわけねぇだろうが」




「大人って汚い!インモラル!」




「聞けェェェェ」




「まぁ、その、なんだ、お前の布団の上にいた事については悪かったな」



へぇ〜土方さんでも謝ることはあるんですね〜

こりゃ驚きだ〜

面白ビデオ投稿大賞で参加賞とれるよ〜


「調子にのるんじゃねぇぞテメッ」


「調子にはのってません。土方さんを徹底的に小馬鹿にしているだけです」



「テメェ……」

土方さんが刀をちらつかせ始めたので

おふざけはここまでということで


危険だから

後から刀隠しておこ―っと


「斬っていい?」


「いやだな―もう!冗談が通じない男はもてませんよ―」
「それでなんで布団の上に?」
生命の危険を察知したので話を変える


「仕事帰りに酒飲んで、…」



「酒飲んで…それから?」



「覚えてねぇ」



「そこまで飲んだんですか!?」


そんなに飲んだんなら、

「二日酔い大丈夫ですか」




「頭がガンガンする…」


やっぱり。


「お水持ってくるんで少し待っててください」



「悪ぃな」



「土方さん、今日は午後からバイトなんでしょ。午前中はゆっくり休んで下さい」
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