☆ お気軽短編集 ☆

□一、過去に戻れる薬
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ある晴れた朝。
俺は健康のためにジョギングをする。

とある時に自分の家付近の団地を入ってすぐの橋の上に奇妙なケースが置いてあった。
「まず、拾わなければいいな。最近の世の中危険だから…」
そのまま去れば良かったもののこれが人間。気になる物は拾ってしまう。
「誰も見ていないな!よし」
ポケットにすんなり入ってしまうくらいのそのケースを閉まった。そのまま俺は家に帰った。

「ただいま」
「お帰り。そろそろ学校の時間よ」
「うっせーな、分かってるよ!」

そのまま食事、今日の朝食は目玉焼きにご飯、アサリの味噌汁にキュウリの漬物、そしてインゲンのごまあえ

箸を取ってご飯を口に頬張る。
「こら!いただきます。言った!?」
「はいはい、いただきますっと」
いつもこんな感じだ


部屋に戻って学ランの準備をする。
するとポケットからなにか落ちた。学ランの、いや、ジャージからだ
「忘れてた。ケース…」
そのまま机に置こうとしたら目についた。
『この薬は一錠飲めば、一時間前に戻れます』
「いーな、これ」
そして学校に持って行った。


八時ちょっとで学校のチャイムが鳴った。
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