痛みと人の愛し方を知った
そのままもう少しだけ抜けないでよ
些細な事から崩れ始めた
微妙にすれ違っていく心
もう色褪せてきた弾けた毎日
もう塗り直すこと 出来ない街並
交わす言葉も無くなって
生まれた隙間が
今は笑い方さえも奪っていくなんて
大きくなりすぎた二人の輪
気付かないうちに
いつしかお互いも見えなくなってた
揃えた指輪も似合わなくなって
気付けばいつの間にかしなくなった
もう二人時間が薄まっていくだけ
もう価値を失くした糸は赤くない
描けないよ 見えないよ
この先の続きなんて
好きとか嫌い そうじゃなくて
わからないんだよ
急速に進む二人の先はモノクロ
一人取り残されてる気がして
怖くなってきて
鮮やかな日々も綺麗な街並も
二人好きだった世界さえも
残さないように
全て白く塗り潰してしまった
だけど
僕の真ん中 突き刺した
君という針が
今も抜けずに ただそれだけ残った
抜けないよ
『アナフィラキシー』
words=Yutaka
music=Youta
Arrangement=clover