鴉天狗-カラステング-

□其ノ捌
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政「紅!!てめぇ何してやがる!!?」





『ん??何が???』





政「何が??……じゃねぇよ!!馬はどぉした、馬は!!!!」





政宗が見た光景とは、馬に乗らずして走り出そうとする紅の姿であった。






『馬なんてヤダよぉ。だってお尻痛くなるもん!!!』





政「走って俺達に着いて来る気か!!?」





『うん!!ウチは平気だもぉん!!』





政「な!?……チッ、好きにしやがれ!!!」





小十郎や成実、男達は心配そうに見ていたが、走り出した政宗に着いて行く。







誰もが着いて来るのは無理だ……と、思っていたが、横を見ると平然な顔をしながら走る紅の姿。





男「「「「!!!??」」」」





驚いている男達に気付いた紅はニコ、と笑い掛け、先頭を走る政宗や小十郎、成実のところまで行った。






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