鴉天狗-カラステング-

□其ノ漆
2ページ/4ページ





執務室には政宗と小十郎、そして、成実がいた。






『失礼しまぁす。って、あれ??成実もいたんだ。』




成「あぁ、俺も梵に呼ばれてな。」




『へぇ。………で??政宗、何の用なの???』






紅の言葉に成実も政宗の方を向く。







政「てめぇ等2人を呼んだのは他でもねぇ……最北端で今起こっている一揆についてだ。」





『あ、あぁ…一揆ねぇ、一揆……。(ウチ何にも知らないんだけど!!?)』




何も知らなかった紅は、取り敢えず知ったかぶりをしておいた。






成「あれかぁ……。どぉすんだ???梵。」






政「そこで、だ。………小十郎。」




小「はっ。」






呼ばれた小十郎はスッ、と地図を出してきた。






政「てめぇ等2人には俺と小十郎と一緒に一揆鎮圧に来てもらう。……OK???」





成「あぁ、了解だ。」





『I'm OK!!(取り敢えず、鎮圧すればいいんだな!!!)』






………緊張感が全く無い紅であった。






次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ