鴉天狗-カラステング-
□其ノ漆
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執務室には政宗と小十郎、そして、成実がいた。
『失礼しまぁす。って、あれ??成実もいたんだ。』
成「あぁ、俺も梵に呼ばれてな。」
『へぇ。………で??政宗、何の用なの???』
紅の言葉に成実も政宗の方を向く。
政「てめぇ等2人を呼んだのは他でもねぇ……最北端で今起こっている一揆についてだ。」
『あ、あぁ…一揆ねぇ、一揆……。(ウチ何にも知らないんだけど!!?)』
何も知らなかった紅は、取り敢えず知ったかぶりをしておいた。
成「あれかぁ……。どぉすんだ???梵。」
政「そこで、だ。………小十郎。」
小「はっ。」
呼ばれた小十郎はスッ、と地図を出してきた。
政「てめぇ等2人には俺と小十郎と一緒に一揆鎮圧に来てもらう。……OK???」
成「あぁ、了解だ。」
『I'm OK!!(取り敢えず、鎮圧すればいいんだな!!!)』
………緊張感が全く無い紅であった。
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