鴉天狗-カラステング-

□其ノ陸
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執務室







そこには目が生き生きしている2人がいた。所謂(イワユル)政宗と紅だ。






政「Hey 紅!!早くその刺青とらやを教えろ!!!」





『うん!!!……この刺青はねぇ、夜一がくれたんだ!!』






政「よるいちぃ???」




政宗は眉間にシワを寄せながら問う。




『そう、夜一!!!夜一が言ってたんだ!!!"空を舞いながら牙を振るうその姿は龍のようじゃ"ってね!!!』






政「hum、じゃぁその夜一ってのが昇り龍を職人に描かせたのか。」






『ううん。夜一が刺青を彫ったんだよ!!!』





その言葉に政宗は目をかっ開きながら言う。





政「What!!?嫁入り前の女が男に肌を触らせたのか!!?」






そう言う政宗に対して紅は一瞬目を点にしたが、笑った。






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