千年血桜 -鬼-
□0月3日
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――…部屋
斎藤に連れて来られた千鶴は考え込んだ。
紅はそんな千鶴を眺めるだけ。
雪「う〜ん……。」
千鶴は何を考えたのか立ち上がった。
雪「逃げよう……。」
立ち上がった千鶴はそうボソッ、と言った。
『逃げるの??』
雪「紅さんも逃げましょう!!!」
千鶴はそう言うと紅の腕を掴み、出口へ向かった。
『ちょっ、うわっ!!?(……あ、近藤と土方と沖田と山南の霊圧が近付いて来た。)』
紅が思った通り4人がこの部屋へ向かっており、千鶴が出たと同時に近藤に打つかってしまった。
そんな千鶴に土方は言った。
土「逃げれば斬る。………昨夜、俺は確かにそう言ったはずだが??」
土方の声には怒気が含まれていた。
沖「残念だけど殺しちゃうしかないかな。約束を破る子の言葉なんて信用出来ないからね。」
沖田は千鶴に微笑みながらそう言った。
千鶴は最後の賭けに出たのか、立ち塞がる4人を強行突破しようとした。
が、
パシッ!!!
千鶴の腕は土方に掴まれてしまった。
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