千年血桜 -鬼-
□0月1日
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ドサッ!!!
『痛ッ!!!うぅ〜。』
落ちてきた際に打ったお尻を触りながら紅は辺りを見回した。
『何か………また時代劇っぽい所にトリップしたのかな。』
見回した所は今まで居た戦国時代よりかは文化が進んでいると伺える建物があった。
『よし。取り敢えず情報収集!!!………って、夜だから誰も居ないじゃん!!?』
紅が言った通り今は夜。
月が真上にある所からして真夜中だろう。
『最悪……。朝まで待つしかないじゃん。』
“はぁ”とため息を吐き、紅は近くの椅子に腰掛けた。
すると………
「ぎゃああああああっ!?」
静かな夜に男の悲鳴が響いた。
『ッ!!!』
紅は急いで声がした方へ馳せた。
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