鴉天狗-カラステング-

□其ノ拾捌
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――…ガヤガヤ






伊達軍の3人とその他大勢の武田軍で行われた宴は大いに盛り上がった。







1部紅の正体について等の真面目な話があったものの今は宴一色に染まっている。






勿論、紅の正体は同盟を組んだので明かした。







佐「道理で凄い訳だ。俺様納得。」






幸「うむ、紅はやはり強き武人でござったか……。」






紅達は飲み比べをしつつそんな会話をしていた。






すると急に幸村が閃(ヒラメ)いた。






幸「ならば紅!!明日某と手合わせしようぞ!!!」






お酒の所為でほんのり頬を染めて、尚且つ仔犬のように見つめてくる幸村に紅は断る理由も無く、快くその申し出を受けた。

















暫くすると、皆酔い潰れその場に寝込(ネコ)けてしまった。







起きているのは政宗と小十郎……信玄に佐助、幸村、紅に少しの武田軍だ。







幸村はそんな中紅に声を掛けた。






幸「紅!!!そ、その…某と月見酒でもしないでごさるか///???」





幸村は顔を真っ赤に染めながら紅を月見酒に誘った。







どうやら幸村は紅に淡い恋心を抱いてしまったようだ。







『月見酒!?いいね、行こ(笑)!!!』





紅はそんな幸村に気付かなかった。








紅は幸村の手を引き、お酒片手に部屋を出た。






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