鴉天狗-カラステング-
□其ノ拾陸
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宿屋
ここは武田信玄御用達(ゴヨウタシ)の宿屋らしく、素晴らしい宿屋だった。
佐「3部屋借りたから自由に使ってねぇ。」
政「What??3部屋だぁ???」
『全員で4人だよ??足りないじゃん。』
佐「………あは〜。」
佐助はただ笑うだけ。
小「あは〜…じゃねぇよ。」
政「Hey Monkey……てめぇ何考えてやがる。」
政「俺様、これでも忍だから部屋はいらないのvV」
『ふぅん……。もし布団で寝たくなったらウチの部屋においでよ!!布団の予備ぐらいあると思うしさッ!!!』
政・小・佐「「「……は??」」」
政「紅!!?」
小「嫁入り前の女が何言ってやがる!!」
紅をまくし立てる2人に対して、紅はあっけらかんと言い退けた。
『だって佐助はウチに手出したりしないでしょ???』
紅は
“あ!!勝手に佐助って呼んでごめんね。ウチの事も紅で良いから!!!”
と言いそそくさとお風呂に入りに行ってしまった。
佐「紅ちゃん……ねぇ。」
佐助は妖しげな笑みを浮かべるとその場を後にした。
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