鴉天狗-カﾗｽテﾝｸﾞ-
□其ノ参
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政宗と小十郎に快(ｺｺﾛﾖ)く伊達軍に歓迎された紅｡
今その紅は沢山の人達に囲まれている｡
沢山の人達というのは､伊達軍に所属している名武将達だ｡
その中には､小十郎や成実(ｼｹﾞｻﾞﾈ)の姿も確認できる｡
紅が入軍した事を知らない武将達は急に集められたので"何事か"と騒ぎだす｡
そこで政宗が声を上げる｡
政「Shut up！てめぇ等を集めたのは他でもねぇ｡こいつ､紅の入軍報告だ｡」
武「な!?筆頭！こいつを伊達軍に入れるんスか!?」
武「でも女ッスよ!?」
"男女差別じゃん"と紅は思ったが､そこはやり過ごしておいた｡
政「俺と小十郎が決めた事だ｡異論は許さねぇ｡」
政宗の強い目でそう言われ､竜の右目が決めたとなると､武将達は何も言えなくなる｡
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