鴉天狗-カラステング-

□其ノ漆
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あの後政宗は3人に作戦を言い渡した。






政「――…。今言った通り成実は農民の鎮圧。俺と小十郎、紅はそのまま奥まで進む。」





成「あぁ、任せろ!!!」




小「はっ。この小十郎、どこまでもお供致しますぞ、政宗様。」





『ウチもお供致しますぞぉ、政宗!!!』




政「OK!!出発は明日の早朝だ。準備しとけよ!!!」







政宗がそう言うと皆はもう1度返事をし、執務室から出て行った。








ただ、紅だけは政宗と一緒にいた。





それは政宗からの要求でもあった。





だが政宗は何も言わず、ただ執務をこなすだけ。




紅は不思議に思い、声を掛ける事にした。






『何か用があったてウチを呼んだんじゃないの???』




政「………。」





政宗はピクッ、と反応を示した後、紅に言った。






政「Ah〜??用なんざねぇ。……紅は俺の右腕なんだ、近くにいるのは当たり前だろ???」





『えっ。』






"近くにいるのは当たり前"





例えそれが、右腕だから……と言う理由があろうとも、紅はドキッ、としてしまった。







紅は最近、政宗のちょっとした言動にもドキドキしてしまうようになってしまった。





それは、"紅の世界は既に俺だ"発言された時からだ。







『(な、何かドキドキする!!まさかこのウチが恋////!!?)』






だが、紅はそこで冷静になる。







"自分は陰・零番隊隊長で、この世界で自分は異質なのだ"と。






『(恋なんて……駄目、だよね。)』






紅は完全に恋する前に恋の芽をへし折った。





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