剣と仕事と未来と
□脅迫 出会い
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入学式の後、俺は生徒会長室に呼ばれたので、そこに向かっている。
もしかしたらさっきの彼も呼ばれてんのかなー?と思っていたら途中の廊下で前を歩いている彼に出くわした。
「やっぱお前も生徒会長さんトコ行くのか?」
「っ!?」
急に背後から声掛けたからか少しびっくりされた。
「あり? びっくりさせちゃったか…悪りィ悪りィ」
「は…はぁι」
…もしかしてひかれた?
「ここ歩いてるってことは生徒会長さんトコ行くんだろ? まっ一緒に怒られようや」
「怒られる前提何ですかι」
「カタいこと気にしなさんな」
そして少し無言…お互い緊張しているようだ。それを知ってか知らずかリオバルトが思い出したように言った。
「そういや…名前まだ言ってなかったな。俺はリオバルト・イグラードだ。よろしくな」
「えっ…あぁ、僕はレイフォン・アルセイフ。こちらこそよろしく」
お互い自己紹介を済ませ、二人は生徒会長室に足を踏み入れた…。