剣と仕事と未来と

□バイトと精霊と罪
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入隊試験の翌日、昨日のこと(詳しくは閑話で)もあり、リオバルトは朝から右の頬に絆創膏を貼り付けて、浮かれない顔をしていた。

「リー君、浮かれない顔に絆創膏貼り付けて…どうしたの?」

ミィフィがリオバルトの顔を見ながら言った。

「あぁ…昨日、あの後…」

リオバルトは昨日の事を全て話した。

「そっかぁ〜、そんなことがあったんだ。でもでも、結果的に良かったんだから良いんじゃないの?」

「でもさ…」

「自分では非だと思っていても、その人にとっては天から差し伸べられた救いの手も同然だったんだよ」

「…何が言いたいの?」

「そこまで気にするなってこと!」

リオバルトは何だか少し気が楽になった。胸の中に引っかかっていた物が取れたような感じがした。
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