02/26の日記

17:57
コートの種類(形状)その1
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寒い季節、無くては外を歩くことができない「コート」。

正しくは英語で「overcoat」と言い、防寒などのために着る外衣(外套)のことを指します。
そんな幅広い意味合いをもつ「コート」を代表的な「形」で分類してみてみましょう。


ファッション


・アルスターコート
トレンチコートの元祖。衛兵が着用していたことが由来。英国の旅行着として流行し、シャーロック・ホームズが着用する外套としてもアルスターコートが取り上げられている。
アルスターカラーの前袷がダブルフロントの6ボタンか8つボタンが特徴。背バンドという帯が背中に付いている。重い生地で仕立てることが多かったためヘビーコートとも呼ばれ、また袷の深いダブルフロントで嵐にも耐える意味からストームコートとも呼ばれる。


・インバネスコート
丈が長いコートに、ケープを合わせたデザインを持つ。コート部分は袖のあるものと、無いものがある。ケープの長さは、袖無しの場合は手首程度までの丈の物が多く、袖のある場合は肘〜手首程度の範囲の丈の物が多い。ケープは取り外しが出来る物と出来ない物があり、袖無しの物は取り外せない場合が多い。 ケープの背中部分がコートの背中部分と一体化している物もある。
スコットランドのインヴァネス地方で生まれたとされているためこう呼ばれている。雨天など過酷な気象でもバグパイプ(スコットランドの楽器)を守り・演奏するのに作成されたといわれている。


ファッション


・ケープ
肩や背を覆う、袖のない外衣。マントの短いものといえる。下半身まで届くものはケープではなくクロークという。


・コーチマンズ・コート
19世紀のイギリスのコーチマン(馬車を操る御者)が着ていたのが由来。
ダブルブレストでウエストが絞られ、裾はフレアライン、大きなラペル(上襟に続く身頃の折り返し部分)が特徴。


ファッション


・ステンカラーコート
飾りがないシンプルな外套。別名:バルマカーンコート。「バルマカーン」はスコットランドの地方名に由来しており、「バルカラー」は「バルマカーンカラー」の略である。日本には20世紀半ばにアイヴィールックのアイテムの一つとして紹介されて以来、ビジネススタイル向けコートの定番として定着した。
元々はラグラン袖がその特長だが、ラグランは撫で肩を強調するシルエットになるため近年では、セットインスリーブ式のややスクウェアなシルエットのものも増えている


・ダッフルコート
フード付きの防寒コートで、名称の由来は、使用されている起毛仕上げの厚手のメルトン生地(紡毛織物、ウール生地)の原産地、ベルギーのアントワープ近郊の都市デュフェル(英語名ダッフル)に基づく。裏地はない。フロントはトグル(toggle)と称される浮き型の留め具と対になるループ数組によって留められるため、ボタンとは違い、手袋をしたまま服を脱着衣できるのが特長で、また前合せの右前・左前を簡単に入れ替えることもできる。イギリスのグローバーオール社、フランスのオールドイングランド社の製品が有名。メルトンではなくポリエステルやフリースなどの生地を用い、形状のみを真似たものがダッフルコートと称されている例もある。


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